心臓医療と食べ物と音楽のブログ

心臓血管外科医です。心臓医療と好きな食べ物と音楽についてブログを書きます。よろしくお願いします。どなたでもコメントどうぞ。

年上女性とのクリスマス・イブ

 
お久しぶりです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 
 
僕は元気です。
 
 
ここ最近はクリスマスやら忘年会やら・・・イベントが盛りだくさんですね。
 
僕もいくつか忘年会に行きましたが、
普段の仕事している姿勢とはgapのありすぎる方々がいて、
おもしろかったです。
他の人から言わせれば、僕もその一人かもしれません(笑)
 
My Oh  My!!!!!!!!!!!!!!!!
(なんてこった)
 
 
 
今は外科系のとある科を研修しているですが、
24日は手術があって、
だいぶ高齢の女性患者さんがオペ室から帰室後に不穏がひどくなってしまいました。
 
『家に帰る!』といい続け、
 
『治療のために何日も前から入院して、今日手術したんです。』
と何度説明しても聞かず、
 
『昨日もおとといも家に居て、どこも悪いとこない!』
『承諾とったのか!警察呼ぶぞ!・・・』
など大変ことを言って、
 
僕や担当の看護師がどんなになだめても、
ベットから起きて帰ろうとし、その都度、何度も僕らが静止しました。
 
点滴で少しづつ沈静をかけても、まったく効かず激闘でした!
 
 
僕は、最初ある程度同調して説得していたのですが、
途中方から少しづつ厳しい姿勢で臨むようにしました。
 
例えば、「治療のためにご理解していただけませんか?」
のような表現から
「治療のためなので、絶対だめです。」
のような表現まで変えていきます。
 
その患者さんも、
「あんた頑固だね。私も頑固さじゃ負けないよ。」
などと言い始め、
 
「私は○○年生きてるけど、・・・」(実際の年齢より10歳も低い年齢)
僕はそれに対して、
「いや違います。△△歳ですよ!」
患者さんは、
「はあ!?」とそんなときだけ聞こえないふりをします。
 
『あんた、家に一緒についてきてよ』とも言い、
 
 
よくわかりませんが、
 
 
 
『あたしみたいな女になんでそこまでしてくれんのよ
 
 
 
 
とまでふとした瞬間に1回だけ言われ、僕は目が点
少しだけ笑ってしまいましたが。
 
そんなようなしょうもないやりとりが数時間続き、
やっとその患者さんは寝てくれました。
 
 
しかし、寝てからも要経過観察なんです。
鎮静をかけているので、しかも高齢ということもあり、呼吸が抑制される可能性があるのです。
 
SpO2モニターに十分に注意しつつ、ときおりベッドサイドに言って、呼吸状態の観察が必要なんです。
 
 
まあ、なにごともなくその夜・・・クリスマスイブ・・・は過ぎました。
 
 
 
 
 
 
研修医になって8ヶ月。
いろいろ人間関係が難しいと感じることが多々あります。
他の人がいろいろ言ってのを聞くと嫌になることもあります。
 
 
 
医療は人格を超えない。
 
 
4月にある先生から教えられた言葉ですが、
今でも胸に大きく響きます。
 
 
 
 
年末年始、暴飲暴食しやすい時期ですね。
お酒の飲みすぎで病院に運ばれないようにしてくださいね!
 
今週も当直があります。
がんばります!
 
 
それではみなさん、よいお年を